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いびきの種類

睡眠時無呼吸症候群とは
歯科用いびき治療  スリープスプリント療法

▼睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠1時間あたりの無呼吸数が5回以上出現する疾患を指します。 これにより、十分な睡眠がとれず、日中の強い眠気や、集中力の低下を生じ、仕事の能率の低下や居眠り運転などを起こしやすくします。
また、長期にわたって無呼吸が続くと、高血圧、不整脈、心臓病、脳梗塞を誘発したり、思考力や記憶力の低下を招きます。
無呼吸状態とは、まず睡眠中に、上気道が舌根沈下により狭くなり、いびきを生じ、その程度が強くなると、一時的に上気道が閉塞されます。
この状態を無呼吸といいます。この症状になりやすい方は、主に、肥満、鼻疾患の方、下顎が小さい方、アデノイドや扁桃肥大の方にしばしば見られます。
習慣的にいびきをかいている方や、上記疾患がある方は、一刻も早く治療を始める必要があります。



参考文献:スリープスプリント療法(砂書房)





▼歯科用いびき治療  スリープスプリント療法

睡眠時無呼吸症候群の患者様は、上気道が舌根沈下によって閉塞されることにより、症状を発症します。この症状を抑える為に、歯科では簡便で使いやすいスリープスプリント療法を行っています。これは、就寝時に、下の顎を少し前へ突き出させた状態を保つように作られたマウスピースを、口の中に入れてもらうというものです。この装置を入れることで、喉の空気の通り道、いわゆる上気道が広がって呼吸がしやすくなり、いびきや無呼吸をなくすことができるのです。

このスリープスプリントは、お口の中に入る程度のものなので、携帯に優れ、出張や旅行にも持っていけます。
しかし、スリープスプリントは全ての人が出来るものではありません。現在、残っている歯が上下で20本未満の方や、下の顎が小さい方や、神経質で寝つきの悪い方、重度の睡眠時無呼吸症候群の方は使用できません。
このような方にはCPAPなどの別の治療法が必要となります。